沖縄名物図鑑

沖縄にはデカ盛りが多いという話は本当なのか

沖縄の食べ物ってデカ盛りが多いですよね~』と、県外から来た方に言われたことがあります。
僕はあまり沖縄県から出た経験が無いので気づきませんでしたが、県外の方が沖縄の料理を見ると『量が多い』と感じることがあるようです。

『沖縄の料理はボリュームがある』『デカ盛りの店が多い』『普通盛りが多くて食べきれない』
このような類の話を、僕はこれまでに10回以上は聞いています。

10回という数字が多いと捉えるか少ないと捉えるかは意見の分かれるところでしょう。
しかし『沖縄って雨に濡れると右乳首が爆発する人多いよね~』と言われたことはたったの1回もありません。
『沖縄料理は量が多い』が10回、『沖縄は雨に濡れると右乳首が爆発する人が多い』が0回…比べてみれば、その差は一目瞭然です。
少なくとも、沖縄にはデカ盛りの店のほうが、雨に濡れると右乳首が爆発する人よりも多いと見て間違いないでしょう。

 

画像:『沖縄 デカ盛り』で検索すると、『藤田ニコル カワイイ』で検索したときの倍以上の数値が出た。

 

試しに、グーグル先生に『沖縄 デカ盛り』という検索ワードを投げかけてみました。
すると195万件という膨大な検索結果がヒットしたのです。

『セントクリストファー・ネイビス デカ盛り』で検索した結果が245件だったことや、『赤道ギニア デカ盛り』の検索結果が503件だったことを鑑みると、これは圧倒的な数値であるといえます。
セントクリストファー・ネイビスも赤道ギニアもれっきとした国家…ネット上には、沖縄のデカ盛りに関する情報が有名な国家よりも多くあふれていたのです。

ちなみに『東京 デカ盛り』で検索した結果480万件のヒットがありましたが、これは見なかったことにしましょう。
『大阪 デカ盛り』の場合でも251万件ヒットしましたが、なんかアレでしょう。バグとか。

 

画像:マスコミを参考にしたテクニック。

 

沖縄にデカ盛りが多い…という話が本当だと仮定すると、その原因は一体なんなのかを考えてみました。
今回は、最も可能性が高そうな2つの原因についてお話したいと思います。

まずひとつめの原因として考えられるのが『カメーカメー攻撃』です。
これは僕が適当に作った言葉ではなく、本当に沖縄県内でよく用いられている言葉です。
『カメー』とは沖縄の方言で『食べなさい』という意味で、つまりカメーカメー攻撃とは『おばあちゃんが子や孫に食べ物を勧める行為』を指します。

カメーカメー攻撃という言葉が普通に使われていることからもわかる通り、沖縄のおばあちゃんは本当に執拗に食べ物を勧めてきます。
家を訪ねれば『お昼ご飯食べたねぇ?』から始まり、『おかわりしなさい』『お菓子も食べなさい』『ジュースも飲みなさい』と無限に食べ物を出してくるのです。
どこかで本気で拒否しなければ、カメーカメー攻撃は孫の胃袋を破裂させるまで続くことでしょう。

カメーカメー攻撃が一般化したのは、戦争の経験があったからだといわれています。
戦時中にひもじい想いをしたおばあちゃんたちにとって、食べきれないほどの食料を与えることは『最高のもてなし』だという意識が根付いているのです。

沖縄で、地元民が通う食堂などに行くととんでもない量の食事が出てくることがあります。
『どうしてこんなに量が多いんですか?』と店のおばちゃんに聞くと、『貧乏な人でもたくさん食べられるようにさぁ』なんて返事をされたりするのです。
つまり沖縄のデカ盛りの多さは、店のおばちゃんたちによる『カメーカメー攻撃』の一種だという可能性があるのです。

画像:『アタシの作ったベイクドビーンズが食えねぇってのかい?』

 

もうひとつの原因が『米軍との関わり』です。
ご存知の通り、沖縄県には在日米軍基地が多く、その影響でアメリカの文化が沖縄県に根付いている部分が多々あります。

『デカ盛り文化』も、アメリカから伝わってきたもののひとつだと考えてよいでしょう。
アメリカのデカ盛りクレイジーっぷりは、説明するまでもなく皆さんもご存知ですよね。
イメージしにくいという方は、ぜひグーグルで『アメリカ デカ盛り』と検索してみてください。
試しに今検索してみたところ、スパゲッティーの中に入ってバケツからミートソースをかけるアメリカ人の画像がヒットしてめっちゃ笑いました。
デカ盛りのスケールが違う。Why American People!

 

画像:キングタコスのタコライス。水球のボールくらいの大きさがある。

 

そもそも沖縄には、もともと米軍兵相手に開業したという経歴を持つ飲食店が多いのです。
例えばタコライスを開発したことで有名な『パーラー千里(現・キングタコス)』、沖縄のアイスクリーム文化の先駆け『ブルーシールアイスクリーム』、観光客にも人気のステーキ店『ジャッキーステーキハウス』なども元は米軍関係者を相手に営業していたお店です。
こうした飲食店は大食らいの米軍兵にも満足してもらえるよう自然とボリュームの多い料理を出すようになり、その文化が今でも残っていると考えられます。

以上のような理由から、沖縄にデカ盛りの店が多いというのはあながち信ぴょう性の低い話ではないと思われます。
また食事の量そのものが多いというよりも、揚げ物を食べることが多い沖縄県の食事は、脂っこい食事になるので実際の量よりも多く感じるという側面もあるでしょう。

それを裏付けるデータとして、沖縄県は『日本一の肥満県である』という調査結果があります。
平成22年度の調査で男性の45.2%、ほぼ2人に1人がデブという圧倒的な肥満率を支えているのは、やはりデカ盛りを中心とした食べ過ぎ文化のせいなのでしょう。

みなさんも沖縄に観光でいらっしゃる際は、食べ過ぎてブクブク太らないように注意してくださいね。

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