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犬名河 ~結婚やめちゃおっかな☆~

オセロット!昆布山葵です。

本日ご紹介いたしますのは、うるま市にあります犬名河(いんながー)

かつては伊計島唯一の水源として、人々の暮らしを支えてきた重要な泉です。

 

 

DSC08838

 

犬名河は伊計島の西側の海沿いにあります。

駐車場には犬名河の案内が書かれた石碑が立っているのですが、これは20年以上前に設置されたものなので、ちょっと言葉が難しいです。

そのままの文章だと伝わりにくいので、案内版は僕なりに噛み砕いてご紹介しますね。

 

農夫が飼ってた犬が伊計島唯一の水源を発見して、その泉を『犬名河』と呼ぶようになったんだけど、犬名河は村から遠いわ、ほぼ崖ってくらい急で長~い階段の一番下にあるわで、『水汲みに行くの超めんどくさい!』『立地条件最悪!』って評判でした。

その評判の悪さったら、『伊計島の人と結婚したいけど、伊計島に住むと犬名河に水汲みに行くのがダルいから諦めよっかな☆』という意味の乙女の歌が残っているほど。

でもその後、12,500円の工費をかけて犬名河とは別の場所に水道を設置したりしたので、今では伊計島の人たちも犬名河に水汲みしなくて済むようになりました。

あとまぁ、なんやかんやあって犬名河も整備されたので、今でも農業用水に使われたりとかしてますよ。

 

案内版に書かれているのはこんな感じのことです。

 

説明文の中にある、『12,500円の工費』って、簡易水道とはいえ、工事費にしては安いなぁ…って思っちゃいましたが、考えてみたら当時の物価は今とはちょっと違うんですよね。

 

調べてみたら昭和9~11年はちょうど戦前基準の物価指数の基準にあたるので、現在の指数と1の商を求めれば、当時の貨幣価値が現在の何倍になるかを求められると思うんですよたぶん

平成24年の物価指数が674.3なので、単純に674.3 ÷ 1 = 674.3倍。

つまり昭和10年当時の壱万弐千五百円ってのは、現代でいうと12,500 × 674.3 = 8,428,750円!!たぶん!!

 

約840万円ですよ。今の世なら、簡易水道くらい4~5万円で作れると思いますが、やっぱり当時、水道の設置にはかなりのコストがかかっていたんですね。

840万円といえば、今年の5月にサッカードイツ代表のMF ケヴィン・グロスクロイツが、ホテルのロビーで立ちションしたことで所属クラブに罰金840万取られたってニュースがありました。

つまり、昭和10年の伊計島に簡易水道を設置するという行為は、現代でいうと一流のサッカー選手がホテルのロビーで立ちションするという行為と同じくらいお金のかかる行為だったのです!!

 

しまった。完全に例えが悪かった。

 

 

 DSC08840

 ただの草むら?いいえ、この先に犬名河があります。

 

そんな犬名河ですが、現在でもそこへ至る道のりはほぼ当時のまま、険しい状態で残っています。

駐車場が出来たので近くまでは車で行けますが、当時の人々を苦しめた急勾配かつ約150段の石段を降りなければ、犬名河の見学はできません。

 

上の写真は駐車場側から見た犬名河の入口なのですが…

言われなきゃ、この先に道があるなんてわかりませんよね。

しかし、この先にハブやハチなどが潜んでいるのであろう、ということは言われなくても察しがつきます。

 

 

 

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草むら石段を最後まで降りきると、海が見えてきます。

晴れた日に行くと隠れた絶景スポットです。

 

上の写真を見てもらうとわかりやすいんですが、左側に岩山が写ってますよね?

ああいう岩山の最上部に犬名河の駐車場があり、最下部に犬名河があるので、そこまで階段で降りる必要があると思っていただければ、その道のりが如何に険しいかお分かり頂けると思います。

犬名河を見学するだけなら、手ぶらで行けばいいので大したことありませんが、昔の伊計島に住んでいた人々(しかも女性)は、毎日ここを大量の水を抱えて何往復もしたというのですから驚きですね。

当時の伊計島の女性、そうとうムキムキだったんじゃないでしょうか。

 

 

DSC08857

 

前置きが長くなっちゃいましたが、こちらが件の犬名河。

現在はコンクリートで保護されていますが、保護するためのコンクリート自体が朽ち始めています。

先ほどの案内版には、『現在でも農業用水として利用されている』というようなことが書いてありましたが、それ自体書かれたの20年以上前ですしね。犬名河の水は、農業用水にも生活用水にも、今はあまり使われなくなっているのかもしれません。

今は農業用水にも水道使えますしね。

 

あと、泉を囲む鉄格子には鍵がかけてあって、鍵は伊計自治体に頼めば貸してもらえるみたいですが、犬名河は名水ってよりは御嶽としての側面が強そうなので、見学しにきただけの人はあんまり開けないほうがいいような気がします。

 

 

 

 

それでは最後に、犬名河の基本情報です。

 

名前 犬名河(インナガー)
タイプ

湧水/史跡

住所 沖縄県うるま市与那城
電話番号 --
入場料 無料。
定休日 年中無休
営業時間

見学自由

※但し、大変危険なので日中の見学をオススメします。

所要時間

20分

※駐車場からの行き来にそれなりの時間がかかります。

駐車場 無料。3台程度。
マップ [map addr="[map addr="26.395697, 127.994467" width="100%" height="300px"]" width="100%" height="300px"]
トイレの綺麗さ 無し
服装 アドベンチャー仕様の格好がオススメ!けっこうデカイ蜂とかいました。
キャッチフレーズ --
観光客へのオススメ度

景色はいいけど、犬名河自体は見ても面白くないかも。

地元民へのオススメ度

☆☆

 釣りとかしてる人もいました。穴場かもよ。

ディープスポット度

☆☆☆☆

なかなかのディープスポットです。

接客 --
バリアフリー

×

車椅子ではだいぶ無理です。

周辺の観光地

仲原遺跡まで車で5分

海中道路まで車で15分

シーサーの生息数 0体。
備考

今でも地元の人々に大切にされている場所です。失礼のないように見学しましょう。

 

尚、この情報は記事作成時(2014年7月)時点のものであり、現在の情報と異なる場合がありますのでご注意くださいませ。評価に関しても管理人・昆布山葵の独断ですからあくまで参考までに!

 

犬名河は、当時の人々にとって水がどれだけ貴重なものであったのかを教えてくれる場所でした。

現代、我々は自宅の蛇口をひねるだけでいくらでも水を使うことができる…。この幸せを、噛み締めなければなりませんね。

 

ありがとう。ダム。

 

 というわけで、犬名河のご紹介でした!

それではまた!

 

 

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