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【OKINAWAコラム】死なす

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沖縄の人は、悪気なく口が悪いことがあります。

特に他県の人に驚かれるのが『死なす』という表現。

 

直訳すれば読んで字のごとく『死なせる(殺す)』なのですが、これが沖縄県民の日常会話では割と頻繁に登場します。

 

例1

よしお『お前の奥さん、運動神経良さそうな顔だよね。』

餅太郎『そうか?』

よしお『うん。範馬バキにそっくり。』

餅太郎『死なすよ。』

 

例1の会話文において、よしおは餅太郎の奥さんに対して大変失礼なことを言っています。

範馬バキは確かにすばらしいアスリートですが、剛力彩芽似の奥さんと結婚できたことが自慢の餅太郎にとっては、大変腹立たしい発言だったことでしょう。

 

その発言に対して、餅太郎は『死なすよ』と返します。

しかし、本当に殺気を込めてそういっているのではありません。

沖縄において『死なすよ』は、軽めの『ぶっ飛ばすぞ』くらいのニュアンスで使われるフランクなワードだからです。突っ込みの言葉ですね。

なんでやねん。くらいの感じで使います。

 

例2

餅太郎『そうゆうお前の奥さんはロッチ中岡にそっくりじゃん。』

よしお『たっくるさりんどー。』

 

例2で餅太郎は言い返しています。

ラーメンズ片桐似の奥さんと結婚できたと喜んでいたよしおにとって、これは手痛い反撃ですね。

 

ここでよしおが言った『たっくるさりんどー』とは、沖縄の方言で『ぶっ殺すぞ』という意味なのですが、これもまたフランクに使われます。

だいたいニュアンスは一緒なので、『死なすよ』と同じように使うといいかと思います。

 

よって、沖縄の人に『死なすよ』と言われても、多くの場合本気で怯えなくて大丈夫だといえます。

最後に、注意しなくてはならない例。

 

 

例3

ドンッ

よしお『痛っ!どこ見て歩いてるんだよ!』

背中にイラストの入ったお兄さん『あ゛?』

よしお『あっ…。すいません。』スタコラサッサ

背中にイラストの入ったお兄さん『待て待て。逃げんな。死なすよ。』

 

 

例3では、よしおがいきがって喧嘩を売っていますね。

このような場合、『死なすよ』は『なんでやねん』ではなく、『殺すぞ』という大変シンプルな意味になりますので、よしおは本当に死なされます。ラーメンズ片桐似の奥さんに心配をかけてしまうハメになりますので、皆さんも気をつけてくださいね。

 

 

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