おきなわSPOT

ナイクブ古墓群 ~答え:観光地ではないです~

オセロット!昆布山葵です。

本日ご紹介いたしますのは、那覇市にありますナイクブ古墓群

1600年代の墓地が100基以上も残されている地域ですよ。

 

DSC02274

ニューパラダイス通り。

 

ナイクブ古墓群は、もはや一大観光地として有名になった国際通りの脇道である、ニューパラダイス通りの一角にあります。

いや、『一角にある』というより、あの辺りに、少なくとも1700年代以降に作られた古いお墓が大量に埋まっているのです。

 

今回僕がナイクブ古墓群を訪れたのは、当サイト読者さまより頂いたメールがきっかけでした。

 

>毎日楽しく沖縄学を勉強させていただいております。

さてお願いがあるのですが。

国際通りから一本奥に入ったニューパラダイス通りに…
「ナイクブ古墓群」という異界の地があることをご存じかと思います。
一度自分の目と足で、その特殊な空気を感じてみたいのですが、
自分ひとりならともかく、同行の家族がその地への訪問に賛同してくれるかどうか…
数年のうちに再開発で姿を消してしまうということで、今しか機会が無いか、と。

検索したら沢山出てくるのですが、ここは昆布さんの感覚での記事を是非読んでみたいのです。その上で、古墓群へ行ってみるかどうか判断したいのです。

お忙しいところ申し訳ないのですが、もし機会が御座いましたら、レポして頂けると大変有難く存じます。
ご無理申しあげますが、ご一考下さいませ。

             いつもお世話になります。
                       せまるはこがめ

 

このサイトのファンクラブ会長(以前、僕が勝手に任命しました)のせまるはこがめさんからのメールです。いつもお世話になっております。

 

ちょっとだけ珍しく真面目な話します。

沖縄中のいろいろな観光地や文化財などを紹介してきた当サイトですが、実は僕がこれまで沖縄の各地域を取材してきた中には、墓地・戦跡・心霊スポットなど、いわゆるネガティブなイメージをもつ場所が数十箇所ありました。

そういった場所の撮影・調査も一応やっていたのですが、これらを『観光地』として紹介するのはいかがなものか…と悩んでいたので、その多くがお倉入りしておりました。

 

しかし今回、このようなメールを頂いたことで、『観光地』ではなく、あくまでひとつの『情報』というような形で、こういった場所もご紹介することにいたしました。

調査の結果、なんらかの事情で情報公開すべきでない、と僕が判断した一部の場所以外のことであれば、知りたい人がいる限り、持ってる情報は公開していこうと思います。

 

あまり知られていない文化財や歴史的な場所などの情報を公開することで、こういった場所に興味を持ってくれる人が少しでも増えれば、これらの場所が各自治体に見直されて綺麗に整備・保護されるきっかけになるかもしれないと考えるからです。

 

当サイトは今後、そういう方針でやっていくんでよろしくお願いします。

真面目な話おわり。

 

DSC02269

 

ナイクブ古墓群は市が1980年代から調査していて、これまでに1700年代~現代までの亀甲墓や破風墓など、約200余りもの墓や、約100個の骨壷などが発見されています。

『ナイクブ』という名前は、この辺りの古い地名が奈利久保原(ナイクブバル)だったことから来ているようです。

 

 

ちなみに調査中なので、普段は中に入れません。

金網が張ってあって、『立ち入り禁止』と書かれています。

 

2014年1月にナイクブ古墓群発掘調査成果現場説明会というのが開かれてまして、その時は無料で一般公開されたみたいなんですが、関係者以外でもナイクブ古墓群を見学できるタイミングは今んとこ、それが最初で最後だったみたいです。

 

金網はしょぼいので、小学生でも突破できると思いますが、良識ある大人は金網を突破しないよう注意してください。

 

 

DSC02267

 

DSC02271

 

とはいえ、突破しなくても、いくつかの古墓は見ることができます。

長く地中に埋まっていた古墓は、自然に侵食され、なんとも古代遺跡のような様相を呈しています。

 

 

DSC02273

 

金網の向こうに丘があり、ここを越えればもっと巨大な石積みの亀甲墓などがあるようですが、立ち入り禁止なので見えません。

身長が20mくらいある人なら見えるかもしれないので、どうしても見たい方は牛乳をたくさん飲みましょう。

 

DSC02301

 

調査中の区域には許可なく入れませんが、ナイクブ古墓群はこの辺り一帯に広がっていた墓域なので、先程の金網から少し離れた住宅街にも古墓が点在しています。

 

上の写真は、沖縄に中国式瓦の製造技術を伝えたとされる偉人、渡嘉敷三良という方のお墓です。普通にマンションの駐車場横に残っています。

 

 

 

DSC02300

 

こちらは焼き物の製造技術を伝えたとされる偉人、張献功さんのお墓。

近隣に住む方の車庫の後ろにあります。車が停まっている間は、見つけるのも困難です。

 

ナイクブ古墓群は市の調査が終了しだい、再開発により姿を消すのではないか、と言われていますが、それは200基の古墓全てを撤去するという話ではなく、上記のような偉人の墓や、今でも管理者のいる古墓、歴史的に重要と認められたものなどは残されていきます。

 

DSC09244

 

すぐ脇道に数百基もの古墓の残る墓域がある、なんてことはほとんどの人が知りませんが、国際通りは多くの観光客で賑やかに活気づいています。

 

戦争で焼け野原になった後、闇市が始まり、それが今では一大観光地となったことで『奇跡の一マイル』と呼ばれる国際通りですが、戦争で焼け野原になる以前、そこが巨大な墓域であったことは今でもあまり知られていません。

時代が変われば、ひとつの場所も様変わりするものですね。

 

 

えー。このように、お墓とか戦跡などの場所は、なんかボケにくくて真面目な記事になっちゃうから、これまでお倉入りしてきたってのも正直なところなんですが。

でも、なんか知りたいことがある方は、サイトトップのメールフォームから遠慮なくメールしてくださいね。

 

 

 

それでは最後に、ナイクブ古墓群の基本情報です。

 

名前 ナイクブ古墓群
タイプ 墓地/文化財
住所 沖縄県那覇市牧志1丁目4
電話番号 --
立ち入り禁止 立ち入り禁止
定休日 年中無休
営業時間 見学自由※但し、危険なので日中の見学をオススメします。※金網の内側は立ち入り禁止です。
所要時間 5分
駐車場 無し
マップ [map addr="沖縄県那覇市牧志1丁目4" width="100%" height="300px"]
トイレの綺麗さ 無し
服装 歩きやすい靴で!
キャッチフレーズ --
観光客へのオススメ度 <星無し>歴史ある文化財ですが、あくまで墓地です。貴重な観光の時間をさいてまで行くのは勿体無いのではないでしょうか。
地元民へのオススメ度 ☆国際通り周辺の歴史を調べるのもいいかもしれません。
ディープスポット度 ☆☆☆☆この辺りの街中にある岩山や小さな丘をよーくみると、それがお墓だったりします。
接客 --
バリアフリー ×
周辺の観光地 国際通りまで歩いて3分市場本通りまで歩いて5分
シーサーの生息数 0体。
備考 興味があっても侵入しないようにお願いします。

 

尚、この情報は記事作成時(2014年6月)時点のものであり、現在の情報と異なる場合がありますのでご注意くださいませ。評価に関しても管理人・昆布山葵の独断ですからあくまで参考までに!

 

というわけで以下が、せまるはこがめさんへの回答です。

ナイクブ古墓群は歴史ある文化財ですが、ご家族を連れて見に行くような感じの場所ではなさそうです。

また、行ったとしても基本的に立ち入り禁止なので、金網の外側から眺めるだけになります。

 

というわけで、ナイクブ古墓群のご紹介でした!

それではまた!

 

 

るるぶ沖縄ベスト'15 (国内シリーズ)

新品価格
¥842から
(2014/6/20 21:45時点)

[contentblock id=footerlink]
←こういう雑誌には絶対載ってないタイプの場所です。

 

-おきなわSPOT
-, , , , ,