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沖縄名物図鑑

中味汁味のポテトチップスという狂った商品があったので食べた。

 

狂ってんのか。

というのが第一感想だったわけなんですけれども。
スーパーに行ったら『中味汁味』というアバンギャルドなポテトチップスが売ってました。

調べてみたら、どうも最近のカルビーは若干マイナーな郷土料理をポテトチップスにするという謎行動を取っているようですね。
北海道では『ちくわパン味』、福井県では『水ようかん味』、長野県では『キムたくごはん味』のポテトチップスが販売されているとのこと。
なんというかこの、各都道府県ごとの郷土料理人気ランキング25位くらいをピックアップするセンス…嫌いじゃないぜ。

 

中身汁の画像:Wikipediaより引用

 

っていうか中味汁という料理について、沖縄県外の人はあまり知らないんじゃないでしょうか。
沖縄県民なら誰でも知ってる超メジャークラスの郷土料理ではあるんですが、観光客が行くような飲食店ではあんまり出されてないんですよねコレ。

中味汁(なかみじる)とは、豚の内臓がごっそり入ったお吸い物です。
その名の通り豚の中身が入った汁…というと聞こえが悪いですが、要するに豚モツが入った汁ですね。

味は驚くほどサッパリしていて美味しいんですが、なにせ見た目がグロテスクなので県外の人には不評です。
どう見ても内臓って感じの具がゴロゴロ入っているので、小さい頃から食べている沖縄県民以外には抵抗がある模様。

中味汁は普段から食べるわけではなく、お正月や長寿祝いなどのめでたい席で食べるのが一般的です。
美味しいので毎日食べたって別に構わないんですが、作るのが超絶めんどくさい・材料費がすげぇ高い・日持ちが悪いなどの理由から日常的に作る過程は稀です。
なにせ豚モツですからね…臭みを抜くために洗濯機にブチ込むって家庭もあるくらいで。いやマジで。

 

画像:見た目はごく普通。

 

さて…それではさっそく食べてみよう…と思い袋を開けて驚愕。

オワッ

オワッって声が出た。
オエッとかじゃなくてオワッ。

変な匂いがするわけではない。
そうじゃなくて、完全な中味汁の匂いがして驚いたのだ。

正直、『あ~ハイハイ、後味が確かに中味汁っぽいわ~』みたいなリアクションをする予定で開けたんですよ。
それが開けた瞬間に『あれ?中味汁の鍋開けちゃったかな?』と思うくらい完全な中味汁の匂いがして脳が混乱した。
コロッケのモノマネライブに来たと思ったら森進一が出てきちゃったくらいの衝撃。

 

画像:見た目はポテチ!匂いは中味汁!なんだお前!!

 

持ち上げてみた。

ポテチだ。紛れもなくポテチ…うんポテチ。
さっきのは何だったんだ…?幻術か…?
確かに中味汁が見えた気がしたが…疲れているのかもしれない。

食べてみた。

サクッ…

中味汁だーーーーー!!!

…ん?あれ…?おかしいぞ…?
たった今口の中に中味汁の風味が広がったのに、後味が完全にポテチ
一瞬中味汁の気配がした気がするが…口の中にはすでに中味汁の痕跡は一切残っていない。

もう一口食べてみる。

サクッ…

中味汁だーーーーー!!!

そしてスっと消える中味汁。
後から押し寄せる芳醇なポテチの香り

すごい。コレすごい。
口に入れた一瞬だけ完全に中味汁の風味が広がるのに、0.5秒くらいでポテチの味に戻る
赤ずきんちゃんがマッチこすったら一瞬だけおばあちゃんが見えるシステムと同じ。

結論として、ポテトチップス中味汁味はスゴイ。

美味しいとか不味いとかじゃない。スゴイ。
もう一回買うかと言われたら買わないけれども、全ての沖縄県民に一度は食べてみてほしい。
この脳が混乱する感覚を皆にも味わってほしいと強く思った。

 
一応Amazonにも売ってたけど、12袋入りというこれまた狂った単位でしか売られていなかった。

ぶっちゃけ12袋買うほどの美味しさではないのだけれども、猛者は試してみてほしい。

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