沖縄名物図鑑

かめおじーのサーターアンダギー

 

昔、ばぁちゃんに買ってもらったサーターアンダギーがめちゃくちゃ美味しかった覚えがあったんですよ。

でも何処のお店のサーターアンダギーなのか全然覚えてなくて、当のばぁちゃんはサーターアンダギーどころか僕の名前すら憶えてねぇし、あの思い出のサーターアンダギーに出会いたくて、この数年いろんなお店を回ってサーターアンダギーを探してたんですよ。

 

思い出のサーターアンダギーに関して覚えてることは2つ。

・お店に”カメ”とか書いてあった気がする。

・かぼちゃ味だったと思う。

これだけ。ヒントが少なすぎて、思い出のサーターアンダギーは数年間も見つけられずにいました。

 

しかし先日、たまたま寄った道の駅で…

 

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あ、すげぇこれっぽいぞ。

かめおじーのサーターアンダギー、かぼちゃ味。

SINCE1973。昔から作られてる商品なら、ばぁちゃんの行きつけの店だった可能性も高い…

ちょっと調べてみたところ、このサーターアンダギーを作っているかめおじーは、『かぼちゃ味以外のサーターアンダギーは作ろうと思ったこともない』とのたまうほど、こだわりを持って昔からかぼちゃアンダギーを作り続けているらしいです。

最近は瀬長島のウミカジテラスにも支店を出したようですが、元祖かめあんだぎーの店舗は那覇、しかも僕のばぁちゃんが昔住んでた家のすぐ近く。

 

ほぼ決。

これだろ、思い出のサーターアンダギー。

 

やったよばぁちゃん、見つけたよ、あのサーターアンダギー。

こないだ会った時、『おぉ、コウゾウ(父親の名前)か?あっ…いやコウタ(弟)か?…コウイチ(弟)か?…コウキ(弟)か?あー!ヨシオ(誰だそれ)かぁ!』って全問パーフェクト不正解で僕の名前を間違えてくれたばぁちゃん。

僕の名前を憶えていたころのばぁちゃんとの思い出。かめおじーのサーターアンダギー。

およそ20年ぶりの実食です。

 

 

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サクッとした食感。

妙に油っこい、家庭の味という感じのサーターアンダギー。

最近は製菓技術が上がり、もっとしっとりした美味しいサーターアンダギーを作っているお店も多いけど、これはもうダイレクトに昔の天ぷら屋さんに売ってたサーターアンダギーという感じ。

 

ぶっちゃけ、メチャクチャ美味いってほどでもない。

コンビニのシュークリームの美味さを50とした時、35くらいの美味さ。

でも、食べた瞬間『あ”----!!コレだぁーーーー!!』ってなった。

 

これぞ本物のサーターアンダギー。

最近の観光地やレストランに置かれたサーターアンダギーは、こじゃれすぎてドーナツの域に達している感がありません?

そこまで美味しくしちゃうと、サーターアンダギーとは呼べないんじゃないか…という複雑な心境というか。

ラ王くらい美味くなっちゃったら、もうカップ麺じゃなくて普通にラーメン食うわ、ってなっちゃう心境と似てます。

カップ麺にはカップ麺のジャンク感を大切にしてほしいというか。

同じように、サーターアンダギーにはサーターアンダギーのジャンク感を大切にしてほしいんですよ。

 

その点、かめおじーのサーターアンダギーは完全なる昔ながらのサーターアンダギー。

これぞサーターアンダギー。ジャストサーターアンダギー。

 

これは持論ですけど、

『何個でも食べれちゃう!』って感想が沸くのはサーターアンダギー失格だぜ。

かめおじーのサーターアンダギーのみたいに『美味しいけど、2個食ったら気分悪くなりそう』ってなる圧倒的ボリューム&油分。

忍者が携帯食として利用しそうな高エネルギー弾。100年前のウィダーインゼリー。

それがサーターアンダギーの本来あるべき姿…!

 

かめおじーん家の台所には、沖縄の原風景があるのです。

無形文化財に登録しようぜ、かめおじーのレシピ。

 

真のサーターアンダギーを食べてみたい!という方は、ぜひ食べてみてください!

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