OKINAWAコラム!

落ちてるサンゴって持ち帰ってもいいの?

前に沖縄の海岸に落ちている貝殻を持ち帰ってもいいのか、というコラムを書いたことがありました。

【OKINAWAコラム】貝殻を拾う、という行為

読んでない方に結論だけ話すと、沖縄県庁の方いわく海岸に落ちている貝殻は国の所有物なので持ち帰っちゃダメらしいんですね。

まぁ旅行の思い出に1個2個持ち帰ることを積極的に取り締まってるわけではないようですが、公式に許可を出すと業者などに貝殻を持ち帰られすぎて海岸の形が変わっちゃうかもしれないから…とかそんな理由なんだそうです。

 

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貝殻を乱獲して海外に売りさばく闇のブローカーを目指していた僕も、これにはガッカリ。

 

貝殻を持ち帰ってはいけない、という情報は分かりました。

ところで、観光客が沖縄のビーチからつい持ち帰ってしまいがちな物って、もうひとつありますよね?

そう、サンゴのかけらです。

 

 

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沖縄の海にギッシリと敷き詰められるように落ちている白くて細長い石。

これがサンゴのかけらです。

正確には死サンゴと呼ばれるもので、サンゴの死骸が浜に流れ着いて風化したものです。

 

ハンドメイド作品が流行っている昨今、サンゴのかけらを持ち帰って作品の材料に使う方が多くいらっしゃいます。

例えばサンゴのかけらを丸く組み上げてランプシェードにしたり、少し削ってネックレスにしたり、馬鹿みたいに集積してマイホームを作ることも可能です。

ハンドメイド好きにとって、サンゴのかけらは万能マテリアル。工夫次第でなんでも作れちゃいます。

かくゆう僕も小学生時代の夏休みの工作で、サンゴのかけらを使って小物入れを自作した思い出があります。

 

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では本題です。

サンゴの死骸って、持って帰ってもいいのでしょうか?

 

沖縄県漁業調整規則によると、

・海中において自生しているサンゴの採捕禁止

・生死問わず、原型を留めているサンゴの採捕禁止

・サンゴの死骸または骨格の採捕禁止

とされています。

要するに、生きてようが死んでようがサンゴは獲っちゃダメということです。

もしも許可なくサンゴを採捕した場合、または所持・販売していた場合、沖縄県漁業調整規則及び漁業法により200万円以下の罰金もしくは懲役3年に処される可能性があります。

 

重っ。

罪が重い。

えっ?僕サンゴで小物入れ作ったことあるんだけど…?

懲役3年?ウッソだろオイ…夏休みの宿題なんて真面目にやったばっかりに…

もう二度と宿題なんてやらない…

 

 

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図1:このくらいのサイズならセーフ。

 

ところがどっこい。

ご安心ください。

 

ポイントは、原型を留めているサンゴの採捕禁止という項目。

つまり、原型を留めていないサンゴならセーフ!!ってことです。

 

どの程度から原型を留めていないと見なすのかは判断の難しいところではありますが、沖縄県の公式サイト曰く、図1のようなサイズのサンゴなら原型を留めていないサンゴ、つまり持ち帰っても罰せられないサンゴということになるようです。

明確なサイズや形の基準は決まっていませんが、手のひら大ていどの大きさのものなら大丈夫だと思います。

それこそ、ランプシェードを作ったりするくらいのサイズのものならセーフみたいですね。

 

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そもそも何でサンゴのかけらを持ち帰るのが禁止されているのかと言うと、貝殻を持ち帰ってはいけないのと大体同じ理由なのだそうです。

死サンゴを持ち帰られすぎると海岸の形が変わり、在来の生き物が住みにくい環境になってしまったり、赤土などが流出して生きているサンゴが全滅してしまう恐れがあるのだとか。

 

そんなわけで、沖縄旅行のお土産にサンゴのかけらを持ち帰りたい!という方は、必ず原型を留めていないサンゴにしておきましょう。

沖縄の海岸には時たまサッカーボール大のサンゴの塊が落ちてたりしますが、ああいうのは一発アウトだと思ってください。

どうしても巨大サイズのサンゴが欲しい人は、養殖業者から購入しましょう。養殖物は法律にも引っかかりません。

 

ちなみに…

ややこしい話になりますが、漁業法に引っかからないくらい原型を留めていないサンゴのかけらは、法律上は土砂という扱いになるそうです。

つまり、海岸の土砂を採取してはいけないという別の法律に引っかかるので…

 

結局のところ貝殻と同じですね。

基本的には拾っちゃダメ。でもちょっと持ち帰るくらいで逮捕されるケースはほぼ無い、といった感じです。

何だよ法律にがんじがらめかよ。といった感じですが、死サンゴの利用については各海岸の管理者に許可を貰えるケースもあるようです。

沖縄県の公式サイトにも『ちっちゃいヤツなら持ち帰っていいけど、一応管理者に聞いてね』的なことが書いてあります。

 

何事も節度を守って楽しもうぜ!ってことですね。

観光客のみなさん、ハンドメイド作家のみなさん、並びにサンゴの採捕くらいしか生きる目的の無い死んだ目のみなさんにおかれましては、マナーを守ってサンゴのかけらを拾っていただければと思います。

それでは僕はこれから重機を使って海岸中の死サンゴをひとつ残らず採捕してくる予定なのでこのへんで!(懲役3年)

それではまた!

 

 

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