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塩川←沖縄にはどうして塩水が湧き出しているのか誰も知らない川がある

2018/07/16

知る人ぞ知る沖縄本島のマイナースポット・塩川(しおかわ)
その名の通り、なぜか流れている水が全て塩水という不思議な川です。

塩川は最終的に海に流れ出してはいますが、海水が逆流しているというわけではありません。
この川の水はすべて地下から湧き出したものですし、海抜1.29m~1.42mの位置にある川なので海水を吸い上げているというわけでもないようです。
地元では大昔から知られている川なので幾度となく調査も行われてきましたが、専門家ですら「なんで塩水が出てるのか謎」と言い切る不思議な川なのです。

 

画像:これ全部塩水。

 

塩水が流れている川というのは、実は世界的に見ても大変珍しいんです。
今のところ塩水が流れる川は沖縄とプエルトリコの2ヵ所しか見つかっておらず、そのメカニズムも解明されていないのだとか。

一応、塩川の水量は那覇港の潮位と連動していることが判明しているため、どうやら海水が混ざっていることは間違いないようです。
ただし「じゃあ何で海水がここから流れてきているのか」という肝心な部分は未だ謎に包まれています。

 

画像:むしろお前に気を取られて事故りそうになったわ。

 

さて、ここからは塩川を実際に見学したレポートをご覧いただきましょう。
海洋博公園の近くにあるので観光客の方も立ち寄りやすいとは思うのですが、ちょっと分かりにくい場所にあるので興味のある方はチェックしておいてください。

まず、海洋博公園に向けて国道449号線をひたすら北上すると右手側に、脇腹に鋭利な鉄パイプがぶっ刺さった人形が立っているのが見えてきます。
『交通安全』って書いてあるのにまさかのお手上げポーズなのが特徴的ですね。この交通安全をあきらめた人形くんの後ろに塩川の入り口があります。

どうみてもハブが出そうな茂みを見つけたら、そのまま突き進んでください。
『こんなところ進んだらハブとか出るんじゃないの?』とご心配の方もどうぞご安心ください。

ちゃんとハブは出ます。

ですがハブとの遭遇率はさほど高くないので、足元を見ながら慎重に進めば大丈夫でしょう。
万が一にもハブと遭遇した場合は慌てず騒がず全力で逃げてください。

 

画像:間違ってハブを踏まないようにしよう。

 

半ば獣道みたいになっている道を1分も進めば塩川の源流に到着です。
実は塩川は河川としてはかなり短くて、全長はわずか300m・川幅も広い所で4mほどしか無いんです。
源流の部分が池のように開けていて、そこから川沿いに歩いていくと10分程度で海に出られます。

水深もせいぜい50㎝といったところですが、よく見ると10㎝くらいの魚の群れが泳いでいるのも確認できます。
たぶんボラ…?だと思うんですが種類はよくわかりません。

っていうか、塩川を泳いでいる魚って海水魚なのか淡水魚なのかすらも謎です。

 

画像:一見オアシス風だけど水はしょっぱくて飲めない。

 

本当に塩水なのかどうか確認すべく、少しだけテイスティングしてみました。
海水というほどしょっぱくはありませんが、確かに塩気を感じる…コップ1杯の水に2~3つまみの塩を入れたくらいのしょっぱさでしょうか。
まぁ因果関係は不明ですが、このテイスティングのあと普通にお腹壊したので皆さんは飲まないほうが良いと思います。

ちなみに、塩川には『シオカワモッカ』という日本でここにしか生えない海藻が生息しているので、水中に入ることが禁じられています。
意外と知られていませんが塩川は国の天然記念物に指定されているので、荒らした場合は国家権力にアレされます。

 

画像:この岩の割れ目から水が湧き出している。

 

塩川の水は岩の割れ目から湧き出しています。
過去の調査によると、毎秒100リットルもの塩水がここから湧き続けているのだとか…

岩の割れ目は大人の腕が入る程度の大きさなので、この奥がどうなっているのかは誰にもわかりません。
一時は『奥に巨大な岩塩の塊があって、それが少しづつ溶けだすことで塩水が湧いている』という説もありましたが現在は否定されています。

奥は鍾乳洞になっているというのが現在の定説ですね。
このあたり一帯には発見されていない地下鍾乳洞が多数あると推察されており、塩川の水は鍾乳洞内部で流れる川と繋がっていると言われています。
鍾乳洞の川そのものがどこかで海と繋がっているとすれば、塩水が湧き出すメカニズムにも納得がいきますね。

あと、この奥には塩怪獣ショッパイガイザーが住んでいるという説もあります。
塩怪人ショッパイガイザーは毎秒3㎏もの塩を口から吐き出すことができる古代の大怪獣です。
実はこの奥は広い空間になっており、そこが塩怪獣ショッパイガイザーの住処になっているという説です。
ただしこの説は僕が今考えたので、他の説に比べると信憑性に欠けるかもしれません。

 

それでは最後に、塩川の基本情報です。

名前 塩川(しおかわ)
タイプ 自然/湧水
住所 沖縄県国頭郡本部町崎本部塩川原
電話番号 --
入場料 無料
定休日 年中無休
営業時間 見学自由
所要時間 10分
駐車場 駐車場が無いため、見学者のほとんどが路肩に駐車しています。
タクシーを利用して見に来る方がほとんどですが、タクシーも路駐するようです。
トイレ 無し
服装 階段と茂みがあるので動きやすい服装で行きましょう。
観光客へのオススメ度 ☆☆

海洋博公園に向かう途中に立ち寄ってみてください。
ただ、ここメインで行くには少々弱い観光地です。

地元民へのオススメ度 ☆☆

入って遊ぶわけにもいかないので、遊び場としてはマイナーです。

ディープスポット度 ☆☆☆

探さないと見つからないけど、タクシーの運転手さんとかに言えば連れて行ってはもらえるレベル。

バリアフリー ×

階段と茂みがあるので車いすだと入れません。

周辺の観光地 海洋博公園まで車で15分

瀬底島まで車で10分

備考 国の天然記念物なので荒らさないようにしましょう。
少し水に触るくらいならOKですが、中に入ったりゴミを捨てたりは厳禁です。

 

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