うんさ大湧 ~灌漑~
オセロット!昆布山葵です。
本日ご紹介いたしますのは、名護市にありますうんさ大湧!
『うんさおおわく』と読みます。
名護市宇茂佐の住宅地街に突然現れる、フェンスに囲まれた巨大水たまり。
一見すると単なる人口貯水池に見えますが、実はこれ天然の湧き水らしいのです。
とは言っても、金武大川や垣花樋川のように澄んだ水を湛えた湧き水ではなく、
ご覧の通りの濁りっぷり。沼感があります。
オトト軍曹が住んでいそうです。
設置されている案内版には、
この一帯は、かつて黄金色の稲穂がなびく、長閑な田園風景が広がっていました。この水田の水は、この地にあったいくつかのワク(湧)から供給され、農家にとっては米作の基となる大切な泉でした。
このワクの北側には露出した大きな石灰岩とユウナの木が生い茂っていて、その木陰の下で農作業の手を休め、涼をとり心身ともに安らげる空間でもありました。
しかし、昭和五十五年に土地区画管理事業が開始され、その周辺の環境は宅地へと変容をとげ、昔の面影はなくなってしまいました。
幸いなことに、唯一この「うんさ大湧」だけは、区民の深い思いによって、後世にその姿を留めることができました。
このワク(湧)は幾時代にもわたり区民の生活に潤いと活力を与えましたが、今は、いにしえの自然風景や生活模様を偲ばせる縁(よすが)としての「区民の歴史の水源」と云うことができます。
と、書いてあります。
宇茂佐地域は今でこそ住宅街ですが、かつてはうんさ大湧を含む7つの泉があり、その豊富な水源を利用して稲作を行う田園地帯だったというのです。
現代的な町並みも、かつては自然あふれる場所だった。
そう考えると感慨深いですよね。(灌漑だけに)
ちなみに僕の実家は那覇市にあるのですが、母親に聞いたところ、僕の実家が建つ前は聞いたこともないカルト宗教の本拠地があったそうです。
感慨深いですよね。
それでは最後に、うんさ大湧の基本情報です。
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うんさ大湧 |
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湧き水/自然 |
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沖縄県名護市宇茂佐の森4丁目 |
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無料。 |
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年中無休 |
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見学自由 |
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2分 |
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無し |
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那覇空港から国道58号線を北上、宮里4丁目(北)で左折して名護バイパスに入り、ローソン名護宇茂佐店の手前で左折。車で1時間半。 |
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無し |
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オールOK。 |
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☆ 何も知らずに見ても?ってなると思います。 |
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☆ 説明がなければただの貯水池にしか見えないので。 |
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☆☆☆☆☆ 街中ディープスポットとしては素晴らしい。 |
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○ |
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ネオパークオキナワまで車で10分 ナゴパイナップルパークまで車で10分 |
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0体。 |
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二重にフェンスがはられているので、あまり近づけません。 |
尚、この情報は記事作成時(2013年8月)時点のものであり、現在の情報と異なる場合がありますのでご注意くださいませ。評価に関しても管理人・昆布山葵の独断ですからあくまで参考までに!
うんさ大湧、2012年までは案内版すらなかったので、詳細不明の謎スポットでしたが、現在は宇茂佐地区の方々が保護に乗り出したとのことで、少しづつ整備が進んでいます。
宇茂佐の区長さんによると、ここで子供まつりを開催することも計画しているのだとか。
廃れかけた文化財が復活していくというのは、見ていて楽しいですね!
というわけでうんさ大湧のご紹介でした!
それではまた!
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