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八重瀬グスク跡 ~がんばれカニカマルー~

オセロット!昆布山葵です。

本日ご紹介いたしますのは、八重瀬町にあります八重瀬グスク

現在は桜の名所としても知られる八重瀬公園の敷地内に、琉球王国時代のグスク跡が残されているのです!

 

 

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…とは言っても、八重瀬グスクは、世界遺産に登録されている中城グスクなどのように城壁が残っているわけでもなく、また首里城のように復元されているわけでもありませんので、素人目にはどこにどう城が建っていたのが見当もつきません。

ただ、原っぱにいくつかの案内看板が立てられているだけです。

 

案内板には以下のように書かれていました。

 

八重瀬グスクは一名富盛城とも呼ばれ島尻の世の主、八重瀬の按司の居城であったと伝えられ、今から約六00年前に築かれたのではないかといわれている。

このグスクは標高一0五メートルから一二五メートルの間にあり、八重瀬嶽とは地形的に上・下の位置関係にある。グスクの面積は四・二三一平方メートルで内部には石で囲まれた郭があり、本殿跡・蔵当(クラントウ)・物見台と言い伝えられたところがある。

現在でもグスク内には「城火の神」「ナカジク火の神」「グスク井泉」と呼ばれる三ヶ所の拝所・井泉があり、又「カニカマルー」の伝説や民話などが残されたており村人たちの深い信仰の場となっている。

 

だそうです。

ちょっと専門用語が多すぎてよくわかんないんですが、全体的には『昔ここにお城ありましたんやで』とザックリ理解しましょう。

しかし気になるのは、案内板の説明文下部に記されている『カニカマルーの伝説』という一文

 

八重瀬町では有名なのかもしれませんが、那覇市民の僕は『カニカマルーの伝説』というのを聞いたことがありませんでした。

どうやら八重瀬グスクが舞台となっているお話だそうなので、自宅に帰ってから詳しく調べてみました。

 

 

カニカマルーの伝説

昔々、八重瀬町に住んでいた美しい女性と身分の高い男性が恋に落ちました。

身分が違いすぎるために結婚することが許されなかった二人ですが、人目を憚ってこっそり逢瀬を繰り返すうち、女が妊娠してしまいました。

『身分の高い人の子供を身ごもったことが周りにバレるとまずい…』

焦った女は、なんとお腹の子供を流産させようとしたのです。

女は鉄や薬草を飲んで子供を殺そうとしましたが、不思議なことに子供は全然こたえません。それどころかスクスクと育ってゆきます。

そうこうしているうちに女は、自分がどれだけひどいことをしようとしているのかに気付き、子供を殺すのを止め、産むことに決めました。

するとお腹の中から子供が語りかけてきます。

『僕が産まれたら、母親であるアナタは死ぬかもしれません。それでも産みますか?』

女はその問いにも迷わず、子供を産みました。

この時産まれた子供はカニカマルーと名付けられました。

カニカマルーは不思議なことに、全身が鉄のように硬い男でした。

さらにカニカマルーは怪力の持ち主で、とある戦の時には大木を振り回し、千人もの敵兵を蹴散らして英雄となりました。

こうして琉球にその名を轟かせたカニカマルーですが、そのことを妬ましく思う者も多くいました。彼らはカニカマルーの使用人を仲間に引き入れ、カニカマルー暗殺を企てます。

全身が鉄のように硬いことで有名なカニカマルーには、ひとつだけ弱点がありました。実は、首だけは普通の人間と変わらない硬さなのです。

そのことを知っていた使用人は、ヒゲをそる振りをして近づき、カニカマルーの首にカミソリで斬りかかりました。

不意を突かれたカニカマルーは避けることができず、首に致命傷を負いました。

カニカマルーは最後の力を振り絞り、使用人の足を引きちぎって天空高く投げ飛ばした後、死んでしまいました。

これには敵の按司が大喜びします。

『あのカニカマルーが死んだか!今ならアイツらの城に攻め込めるぞ!』

敵が攻めてくることに気づいたカニカマルーの住む村の按司は、このままだと攻め落とされてしまう…と考え、一計を案じました。

部下にカニカマルーの死体を持ってこさせ、死体を弓を構えている状態で木に縛り付けて、遠くから見るとまるでカニカマルーが生きているかのように見せかけたのです。

それを見た敵軍は、

『カニカマルーは生きているじゃないか!逃げろ!!』

と、目論見通り勘違いして、慌てて逃げ去っていきました。

このことからカニカマルーは、『生きて千人、死んでも千人撃退した男』として後世に名を残すことになったのでした。

めでたし めでたし。

 

 

と、いうわけで、カニカマルーというのは八重瀬町に伝わる英雄の名前らしいです。

鉄の体を持った怪力の男という、ほぼほぼT-800みたいな性能をお持ちの人間カニカマルー。

首に弱点があるとはいえ、戦場でカニカマルーを倒すことは至難の技だったことでしょう。事実、戦場では誰もカニカマルーを倒せなかったと伝わっているみたいですしね。

プレス機で押しつぶすとか溶鉱炉に突き落とすとかしないと倒せないと思います。

 

 

…それにしても、すごいお話ですよね。

主人公であるカニカマルーは良いとしても、他の登場人物全員クズっていうね。

 

カニカマルーの父親→子供が出来ても知らんぷり

カニカマルーの母親→自分の子供を殺しにかかる

カニカマルーを妬む者→暗殺計画

カニカマルーの使用人→主人を裏切って殺害

敵の按司→敵とはいえ人が死んで大喜び

味方の按司→自軍の英雄の死体を木に縛りつけてドヤ顔

 

すごい。すごいクズのオンパレード。

『めでたし めでたし』とか言ってる場合じゃないよねコレ。

めでたくないよね何一つ。

 

 

 

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そんなカニカマルーが守ったという八重瀬グスク跡。

今ではちょっとした絶景スポットだったり、桜の名所だったり、地元の人々が大切にしている拝所だったりします。

 

別にカニカマルーが祀られている場所ってわけでもありませんが、八重瀬グスクへお寄りの際には、カニカマルーに想いを馳せてみてください。

 

 

 

 

 

 

それでは最後に、八重瀬グスク跡の基本情報です。

名前 八重瀬グスク跡(八重瀬グスク跡)
タイプ 文化財/絶景スポット
住所
沖縄県島尻郡八重瀬町字富盛
電話番号 --
入場料 無料。
定休日 年中無休
営業時間

見学自由

※但し、大変危険なので日中の見学をオススメします。

所要時間 30分
駐車場

無料。

10台程度。

マップ [map addr="沖縄県島尻郡八重瀬町字富盛" "width="100%" "height="300px"]
トイレの綺麗さ
服装 階段多いです!歩きやすい格好で!
キャッチフレーズ --
観光客へのオススメ度

専門家でもないかぎり、見ごたえはゼロ!

地元民へのオススメ度

拝所になっておりますゆえ、荒らさぬようご見学ください!

ディープスポット度

☆☆☆☆

八重瀬公園の敷地内ですが、グスクよりも公園自体のほうがむしろ有名。

接客 --
バリアフリー

×

階段多い公園です。

周辺の観光地

冨森の石彫り大獅子まで車で15分

奥武島まで車で20分

シーサーの生息数 --
備考 八重瀬公園内には、拝所、防空壕などがありますので、荒らさないように気をつけましょうぜ。

 

尚、この情報は記事作成時(2014年10月)時点のものであり、現在の情報と異なる場合がありますのでご注意くださいませ。評価に関しても管理人・昆布山葵の独断ですからあくまで参考までに!

 

八重瀬グスク自体のみどころがあんまり無かったんでほぼカニカマルーの説明になっちゃいました。

毎回思うんですが、沖縄の民話ってのは面白いですね。なんてゆうか、雑で。

 

というわけで、八重瀬グスク跡のご紹介でした!

それではまた!

 

 

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