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沖縄県民が雨が降っていても傘をささない理由とは

画像:神速で全ての雨粒を避ける外国人。

 

沖縄県民は雨でも傘をささない。
という話を聞いたことがあるでしょうか?

結論から言いますが、これはほぼ本当の話です。
もちろん全県民が絶対に傘をささないというわけではありませんが、他県に比べれば傘をさす頻度が少ないというのは事実だと思います。

事実、僕が観光地で働いていた頃は、お客さんによく『なんで沖縄の人ってびしょ濡れで歩いてるの?』なんて聞かれたことが何度もあります。
どうも彼らは、観光客の多い国際通りあたりで傘もささずに平然と歩く沖縄県民を見たようでした。

なんというか、沖縄県民って雨に対して寛容なんですよ。
濡れても死なないという謎の理論を持っている人が多くて、ちょっとくらいの雨なら傘も持たずに出かけたりします。

それでも、ここ最近は傘を持つ人も増えてきました。
昔はビショビショのまま歩く人が多かったんですが、若い世代はちゃんと傘や雨具を装備している感じがします。
これは持論なんですが、たぶん携帯電話とかパソコンみたいな精密機器を持ち歩くようになってからは、沖縄県民もちゃんと雨を避けるようになった感じがしますね。

かくゆう僕も10代までは傘もささずに濡れて歩いていましたが、一度土砂降りでポケットの中の携帯が水没してからは傘をさすようになりました。
きっと、同じような経験をした沖縄県民も多かったんじゃないかと思います。

さて、それでも未だに沖縄県民の傘をささない文化は根強く残っています。
今でも傘をささずに移動しているのは、やっぱりご年配が多いです。

そこで今回は、そもそもなんで沖縄県民は傘をさすのが嫌いなのかという理由をいくつかご紹介したいと思います。

 

傘をささない理由1.風が強い

沖縄県って、風がものすごく強いんですよ。
東京都の年間平均風速が5.9m/sなのに対して、沖縄県は6.2~7.0m/s(観測場所によって変動)。
常に強い風が吹き続けているのです。

その理由は、周囲を海にかこまれているから。
海風ってやつですね。海に近い離島は言わずもがな、沖縄本島も縦長なので県内全域に強い海風が吹き付けるわけです。
地形的に海沿いの街(那覇市や名護市など)が栄えているので、普段生活するエリアではどうしても海風との関わりが避けられないわけです。

なので、雨はたいてい強風と共にやってきます。
傘をさしたところで横殴りの雨で無意味だったりしますし、場合によっては台風でもないのに傘が壊されます。
そう、沖縄の雨は非常にワイルドなのです。

そのため、『傘なんてさしても無意味』という考え方がどこかにあるのかもしれません。
ちゃんと傘をさしている沖縄県民も、よく見ると体のガードは捨てて頭部だけを守り抜くみたいな傘のさし方をしていることが多いのです。
さすが具志堅用高の島。ガードの固さにはちょっちゅ定評があります。

 

傘をささない理由2.大抵すぐ雨がやむ

沖縄の雨は、いわゆるスコールってやつです。
スコールが降り注ぐのはジャングルの奥地だけじゃないんですよ。

ほんの数分前まで青空が見えていたのに、急激に土砂降りになるなんてことは珍しくもありません。
僕なんか数年前、いい天気だなぁ~…ってぼーっと釣りしてたら僅か3分で空が真っ暗になり、5秒に1発の勢いで雷が落ちる地獄みたいな状況に巻き込まれたことがあります。
ワンピース読んでる人は、ゴッドエネルの『万雷(ママラガン)』想像してください。アレとほぼ同じ状況に立たされました。死ぬかと思った。

ともかく、沖縄の天候は一瞬で変わるのです。
晴れているかと思いきや洪水レベルで降るので、沖縄では常に天候の変化に気を配る必要があります。

が、逆に雨が止むのもスゴく早いのです。
土砂降りほど止むのが早いので、雨が降ったら10分ほど雨宿りすればそれで済みます
よほど急いでいない限りは、その辺のコンビニでもスーパーでも立ち寄って雨が止むタイミングを見計らえばいいだけなのです。

ごくごく稀に、数時間続くスコールもありますが、これはもうどうせ濡れるので傘は無意味です。
『自然の前に我々人間は無力なのじゃ…』的な、長老みたいな顔であきらめる他ありません。

 

傘をささない理由3.だいたい車に乗っているから

様々な理由のなかで、実は最も大きな理由なんじゃないかっていうのがコレ。
国内屈指の車社会である沖縄県では、県民の主な移動手段は車。なので傘なんて持っていなくても濡れることが無いのです。

県外では、電車移動のために自宅から駅まで歩いたりすることがあるのでしょう。
しかし電車が無い沖縄県では駅まで移動する必要がなく、移動するときは基本的に自家用車…なので、移動中に濡れるリスクが低いといえます。

でも、ちょっとくらい歩くことはあるでしょ?と思いますよね。
それが困ったことに、沖縄県民ってビビるくらい歩くの嫌いなんですよ。
100m先のコンビニに行くのに車を使いますからね。マジで。

ただ、もちろん車から降りるときに雨が降っていれば濡れることもあるでしょう。
しかし沖縄県民は『車から降りるときくらいはセーフ』という謎の理論で雨の中を闊歩します。
きっと観光客が見て驚いているのは、何故か雨の中で車を降りる沖縄県民の姿なんだと思います。

 

傘をささない理由4.天気予報が信用ならない

ご存知でしょうか。
沖縄県は、日本で一番天気予報が外れる地域です。

雨と予報されたのに晴れた、晴れと予想されたのに雨だった…といった、いわゆる『大外れ』の日の統計を取ったところ、2017年度は全国平均の1.8倍も外れていることがわかりました。
これは今年に限った話ではなく、沖縄では天気予報が外れるのが半ば当たり前みたいなところがありますし、外れたところで当たり前なので大して誰も気にしません。

別に気象予報士の腕が悪いというわけではなく、沖縄の天気は非常に予想しにくいんです。
さっきも言いましたが、雲一つない青空から5分で万雷(ママラガン)みたいな状況になることもあって、素人目にも『これは誰も予想できんわ』みたいな日が多いんです。
どこの気象予報士が『本日は晴れときどき万雷(ママラガン)です』なんて予想できるでしょうか。そりゃ無理でしょうよ。

なので、天気予報で『本日は雨です』なんて言われて馬鹿正直に傘を持って歩いていると、
『ママ!何あの人!こんなに天気がいいのに傘持って歩いてる!』
『シッ!見ちゃいけません!可哀想な人なのよ!不細工だし!』
なんて陰口を叩かれかねない…というのは冗談ですが、まぁ傘なんて持っていっても無駄な荷物を持つハメになるだけかもしれないわけです。

要するに沖縄県では、天気予報は占いと同じくらいの信用度なんですね。
朝のワイドショーで『今日の○○座は大吉!』って言われたくらいの感覚で天気予報を聞いている県民が多いはずです。

 

傘をささない理由5.体がティッシュで出来ていない

ここだけの話なんですが、沖縄県民の体って水に濡れても溶けないんですよ。
いや、そりゃ全身がティッシュで出来ていたら傘くらいさしますけどね、溶けちゃうから。
しかし幸運なことに、ほとんどの沖縄県民の体はティッシュ以外の素材で出来ているので雨に濡れても問題ないわけです。

まぁ僕も全ての沖縄県民と知り合いなわけではないので、絶対にティッシュで出来ている沖縄県民が居ないとは断言できません。
もしかすると数人くらいは沖縄県民とティッシュのハーフがいるのかもしれませんが、きっとそういったティッシュハーフはかなり少数派だとおもいます。
ティッシュハーフって何かカッコいいですね。ヴァンパイアハーフみたいで。

ともかく、沖縄の街で雨に濡れながら歩いている人を見たら『あの人は体がティッシュで出来ていないんだな』と判断して良いと思います。

 

ティッシュ(母)

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